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2010年5月28日 (金)

古印材(その1) 寿山石「二人同心」

今回より不定期に当店在庫の古印材をご紹介することにいたしました。どれも貴重な一点物でございます。味わい深い古印材の風合いは,ネット上の画像ではなかなか伝えきれません。是非ともご来店ののうえ,手にとってご覧ください。(古印材の解説は当社社長が執筆します。)


丸の内逍遥~銀杏堂ブログ


古印材 寿山石「二人同心」24ミリ角 高さ78ミリ 重さ95グラム


ほのかに赤みのある上品なベージュ色。

この鈕(ちゅう:印材上部の彫刻)は,2頭の獅子が寄り添っている姿が彫られていますが,比較的珍しい題材です。この印材の印面は彫刻されておりませんが、以前ありました同様の鈕のある印材の印面には,「二人同心」と彫られておりました。これは儒教の経書のひとつで孔子晩年の作と言われる「易」の「繋辞上」にある言葉で,「二人心を同じくすれば,その利、金を断つ」という句の前半です。孔子によれば、君子の道は、仕える人もあれば、野にある人もあり、政治の場で黙っている人と大いに論ずる人とあるように、初めは不同のようでも、その実、最後には通い合うものである。この二人が心を合わせれば、向かうところ敵なく、その鋭利さは金属を切断するほどのものだ,ということだそうです。講釈はともかく,寄り添った2頭の獅子はかわいらしいですね。(「易」本田済著 中国古典選 朝日新聞社 497頁)    (銀杏堂社長 甲斐公弥子)


¥42,000.(税込)


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